報告内容は、
【指標】 (米)2月非農業部門雇用者数
【予想】 -6.8万人
【結果】 -3.6万人
【指標】 (米)2月失業率
【予想】 -9.8%
【結果】 -9.7%
と2月非農業部門の雇用者数の減少は、当初予想より下回り、2月の失業率はほぼ横ばいで若干の改善がみられたというところです。
その結果を受けて、89円台まで落ち込んでいたUSドルは、一気に90円台まで持ち直しました。
その時を含むローソク足(20分足)は下記のようになっています。
チャート元:DealBook360(GFT)
ローソク足の見方はいずれ詳しく説明したいと思いますが、
上記のグラフでは、
ドル価格が上昇したら緑(円安)、
ドル価格が下降したら赤(円高)、
で表示されています。
上下のひげは、最高値と最安値を表し、胴体は開始価格と終了価格です。
これは、グリニッジ標準時の表示ですから、日本時間にするには+9時間です。
黄色い枠の中に詳細が書いてありますが、5日13時(日本時間22時)と5日15時(日本時間24時)の間で約1円、円安ドル高になっています。
つまり、日本時間で5日22時以前に89.35円で買いポジションを建てて、5日24時以降に90.35円で売れば、1ドル当たり1円、1万通貨購入時で1万円、10万通貨購入時で10万円の利益がこの2時間の間に発生したことになります。
このように時事ニュース、雇用統計発表や事件、要人の発言などによって為替レートは大きな動きを示すことがあります。
この時期を狙って取引をすると大きな利益が生まれる可能性があります。
もちろん、逆に大きな損失を受けることもあります。
特に損失の場合は、自動売買を設定していても、それ以上のスピードでレートが変化した場合、予想よりも損失が大きくなる場合があります。
FXはゲームではなくて資産運用ですから、安定した取引を行うためにこの時期は取引をしない(ポジションを建てない)という方も多くいます。
あくまで自分の判断で行ってください。
でも2時間で10万円は魅力ですね。
ちなみにこのときのEUR/USD(ユーロ/USドル)、GBP/USD(ポンド/USドル)も時間が少し遅れながら同じように100pips程度上昇しています。
※pips:為替変動を表す1単位のこと、円の場合1銭、ドルの場合セントとなります。
(FX会社によってpipsの単位が異なる場合があります)
今回の雇用発表に関して、大きな利益を上げられた方などありましたら、コメントをいただけるとうれしいです。
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