特に一方的に下がり続けたり、また上がり続けたりということが多かったように思います。
こんな時って、いつ下げ止まるか、いつ上げ止まるかって判断が難しいですよね。
でも、一番下がった時や一番上がったときに決済して利益を確定したいのが人情です。
例えば、徐々に上がり続ける状態を予想しても、いつの時点がもっとも頂点なのかは下がり始めないとわかりません。
そんな時に便利なのが「トレール機能」です。
トレール機能というのは、一度設定した損切り幅が通貨の変動に合わせて自動的に追従していってくれるのです。
そのため、このトレール機能を使うと損切りをしてもプラスで決裁することが出来るのです。
ちょうど先週の終わりにGBP/JPY(ポンド円)でこの機能が役に立つような変動がありましたので、そのチャートを例に説明します。
【トレール機能を使用しない場合】
今回は、113.10円のところで買いポジションを取り、損切りレベルを-0.15円(-15pips)に設定したとします。
運良く徐々に上昇を始めましたが、どこまで上がっていくか全く予想がつきません。
しかも、この時間は深夜2時ですのでチャートとにらめっこして朝まで過ごすのも大変です。
こういう場合は、とりあえずここまで上がったら決裁という予想を決めて注文を出すことになります。
例えば、60pips上がると予想して133.70円に決裁価格を設定して寝たとします。
すると、結果的には133.61円が上限だったため、決済されずに持ち越しとなってしまいます。
しかも最後は、133.33円まで下がって終わっていますので、今後133.70円まで上がる可能性は低いと思われます。
また、損切りラインは-15pipsの132.95円のままですから、週明けにそこまで落ち込むと結局マイナスで決済されてしまいます。
そこで、トレール機能を使ってみましょう。
【トレール機能を使用した場合】
今回も同様に上限を+60pipsと予想して133.70を決裁とし、損切りは-15pipsにしますが、トレールオプションを設定しておきます。
すると、相場が上昇し、例えば133.33となったとすると損切りポイントは自動的に
133.33-0.15=133.18(円)
と計算されてこの金額が損切り価格にが設定されます。
そして、今回の場合であれば、最大133.61まで上昇してそのあと下がり始めていますので、
133.61-0.15=133.46(円)
となり、133.46円が損切り価格に設定されました。
そして、レートが徐々に下がり133.46円になったところで決裁されるわけです。
すると、損切りされているにも関わらず、+36pips(1万通貨ならば+3,600円)となるわけです。
もちろん、このトレール機能を有効に使おうとするならば、上限金額は思いっきり高めに設定することも可能です。
例えば+300pipsに設定して大きな夢を見ながら寝てしまってもいいわけです。
本当にどんどん上がっていけば、最大+300pips(1万通貨で30,000円)が寝ているうちに手に入るかもしれません。
万が一途中で値段が下降を始めてもプラス決裁になることは間違いありません。
私が使っている「みんなのFX」でのトレール機能設定画面をお見せします。
今回の例を元に設定してみました。
このように、「トレール□」というところにチェックを入れて、設定したいpips値を0.1pips単位で設定するだけでOKです。
(0.1pips単位というところに注意してくださいね。)
いかがですか?
トレール機能ってとっても便利ですよね。
でも残念ながらすべてのFX会社でトレール機能が使えるわけではないんです。
そこで、現在トレール機能が使えるFX会社をリストアップしておきます。
−みんなのFX−
−外為オンライン−
−FXブロードネット−
−MJ−