そこで、テクニカルチャートの中から「ボリンジャーバンド」を紹介します。
ボリンジャーバンドというのは、基本となる移動平均線(通常25日移動平均線を使用)に対して、その標準偏差を求めてグラフに現したものです。
標準偏差(σ)は、平均に対して±1σの範囲に入るは全体の68%、±2σに入るのは±95%になるという統計学上の数値です。
この数値をローソクチャートに重ねることで、現在の為替レートが標準値からどれだけ離れているかを知ることができます。
そして、この±2σのどちらかのライン上にあるときは、平均値に近づこうとする力が働いていると考えます。
そのため、+2σの付近にローソクが来ていたら売りサイン、−2σの付近にローソクが来ていたら買いサインと見ることができます。
それでは、実際のチャートで見てみましょう。
まずは、ローソク足だけの場合(2010年8月20日のポンド円15分チャート)
(見にくい場合は画像をクリックすると大きな画像で確認できます。)
これだけだとランダムにレートが変化しているだけでどこで買ってどこで売っていいかはよくわかりませんね。
このチャートにボリンジャーバンドを書いてみます。
(売り買いのサインも入れています。)
(見にくい場合は画像をクリックすると大きな画像で確認できます。)
売り買いのサインまで入れてしまったのでさらに分かりやすいですが、ボリンジャーバンドのプラスσまたはマイナス2σを越えたところで逆方向に向かっているのがわかりますね。
このようにボリンジャーバンドを表示させておくだけで、次にどちらに動きそうかが分かりやすくなります。
例えば、通常に上昇し続けている場合でも短いスパンで上下変動をしているのですが、これは平均値とプラス2σの間で上下変動を繰り返している場合が多いようです。
そのため、デイトレ派ならばこの上層し続けるトレンドの時でも、ボリジャーバンドの移動平均線と+2σの間で売り買いを繰り返して利益を上げることもできます。
ただし、通常はボリンジャーバンドと他のテクニカルチャートを一緒に表示させて解析精度を向上させています。
私も、最近はボリンジャーバンドとMACDを同時に表示させてトレーディングを行うようにしています。
今回のチャートは「みんなのFX」のチャート画面から引用しました。
このように「みんなのFX」のチャート機能も比較的見やすくなっています。
(画面の色設定は変更可能です)
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